この記事は、コインランドリー経営者が実際に下着泥棒の犯行の一部始終を監視カメラで見た内容を記載したブログです。
無人のコインランドリー店舗は犯行しやすい環境になりますので、利用する際は洗濯物を放置しないよう気を付けましょう。
ポイント
このページは、私が副業でコインランドリー経営をするようになった経緯から、現在の経営状態の様子までを発信するリアルな記録です。
これからコインランドリー経営を検討されている方にメリットやデメリットについて解説していきます。
コインランドリー経営にご興味のある方は、まず下記のページからお読み下さい
Contents
コインランドリーでのトラブル【下着泥棒の犯行の一部始終】
--- この話は実際に私の経営するコインランドリー店舗で発生した内容です ---
その日、私は普通に本業である会社で仕事をしていたのですが、コインランドリーのパートさんから電話で呼び出しを受けました。
行って見ると、事務所でパートさんが監視カメラを再生し、「見て見て!」と言う訳です。
まず、犯行の様子を説明する前に、事の経緯からお話しします。
3日前、1台の乾燥機に放置されていた洗濯物があったそうです。
昨日も取りに来ていなかったので、パートさんはワゴンに取り出し、そのワゴンは店の奥の隅に置いていた。
洗濯物の中身は、小さな子供服やパパやママ用で家族分ごっそりとあったそうで、ワゴンに取り出した際は大きなバスタオルで中身が見えないよう綺麗に被せておいたとの事。
そして本日(放置から4日目)、パートさんが店に来ると、ワゴンの中身が崩れていたらしく、綺麗に被せていたバスタオルも端に寄っていたらしい。
明らかに物色された様子だったので、監視カメラを再生してみた。という経緯でした。
私も監視カメラの再生したモニターを見てみると。。。
時刻は昨夜の10時頃です。
30代位の男性が乾燥機を利用し、椅子に座ってスマホを見ています。
店内にはこの男性一人しかいません。
すると男性はチョロチョロと店の隅にあるバスタオルで被せてあるワゴンを見るようになりました。
ワゴンを見てはスマホを見る。。。この動作を5回ほど繰り返した後、
今度は店舗入口やガラス窓を確認している様子。
明らかに不審な視線移動。
すると、すっと立ち上がり、隅にあるワゴンの近くに移動。
ワゴンのバスタオルを見つめる。
だが、さっと元の椅子に座った。
そしてまた周りをキョロキョロ見渡す。
再度ワゴンの方へスタスタと歩く。
おもむろにバスタオルをのけ、中身を物色する男性。
ここで1枚、ジャンパーのポケットに入れた!
2枚目また入れた!
そしてすぐにバスタオルを戻し、元の椅子に座りスマホを見る男性。
これで終わりかと思いきや、
またキョロキョロと店内を確認し、ワゴンへ一直線!
バスタオルをのけ、物色。
3枚目、4枚目・・・ポケットが膨らむのが画面越しにでも解る。
全て女性用の下着だ。
その後男性は椅子に戻るも、程なくして自分の乾燥が終わったので、そそくさと出て行った。
これが犯行の一部始終です。
ポイント
コインランドリーでは、洗濯物を機械の中に放置した場合、次のお客様、またはスタッフがワゴンへ取り出す行為は一般的に行われています。
放置されると次のお客様が利用できなくなりますし、店側としても放置は困ります。
また、運転が終了しているにも関わらずに放置する行為は「不法占有」ともなりえます。
結局その日も(5日目)もワゴンの洗濯物は取りにきませんでした。
一応、物色され盗難された洗濯物の上にバスタオルを被せて置きました。
コインランドリーはスタッフ不在時は無人となるので、事務所で保管する事ができません。
また、一時預かってお客様に手渡しする行為も「クリーニング業法」で禁じられているので、あくまでも店舗内のワゴンから引き取って頂かなくてはならないのです。
しかもそのお客様の連絡先も解りませんからね。
最終的に、その洗濯物を取りに来たのは1週間後でした。
夜の無人時に取りに来たみたいなので、お話をする事もできませんでした。
コインランドリーでの盗難事件はお客様が警察へ届出しなければならない
被害に遭ったこの洗濯物の持ち主さんは、家に持ち帰って下着が無くなっている事に気付いたのでしょうか。
気付いたのであれば、店に連絡するか警察に被害届を出すか、または諦めたのか。
いずれにしても、店にも警察からも当店には連絡が無かったので、事件にはなりませんでした。
こういった場合、店側からは被害届は出す事はできません。
被害届はあくまでも店側ではなく、盗難に遭ったお客様が出さなくてはなりません。
被害届が出され、警察が動いた際に初めて店側は、監視カメラの映像を見せるという流れです。
別件ですが、実際に警察から連絡が来て、監視カメラの映像を刑事さんに見せた事もあります。
その時は、洗濯物を入れるバックが無くなったという事件でした。
届出した被害額は480円。さすがに刑事さんも苦笑いでしたけどね。
この事件は、間違えて持ち帰った方が次の日に店に持って来て一件落着でした。
長年に渡り、とんでもない量の下着を泥棒した犯人が捕まる!
下着泥棒にも上には上がいた!
下着泥棒なんてコインランドリーを自分で経営するまで無縁の話でしたが、こんな身近な事件だったのかと改めて痛感いたします。
この日は店のちょっとした工事が入っていたので、私も店内で作業を見守っていました。
すると店の入り口付近にグレーのミニバンが横付け駐車しました。
私は「何故駐車場にとめないのかな?」と違和感を抱き、様子を見ていると、
運転席から40代くらいの男性が降り、おもむろに店舗の外観の写真を撮っています。
飲食店でもないのに店の外観の写真を勝手に撮るなど、さらに違和感が増します。
外に出て、「あれ?何か御用でしょうか?」と問いかけた所、
撮影していた男性がバツ悪そうに、「あ・・・お店の方でしたか?」と。
するとこのような衝撃の内容だったのです!
(しかも隣の県の警察ですから尚びっくりでした)
(スモークガラスで見えませんでした)
という感じで、隣の件で超大物下着泥棒が捕まったという話でした。
でもまさかうちの店舗でも犯行していたとは・・・。
コインランドリーではこのような「下着泥棒」はとにかく排除したい所ではありますが、なかなか難しいですね。
でも一つだけ方法があるんです!
絶対に自分の洗濯物が泥棒されない方法が!
その内容は次回の記事でお話しします。
では今回は以上です。
コメント頂けると嬉しいです。お気軽にどうぞ。