【コインランドリー経営準備編】自店の現状把握と競合店の視察でわかった事】

コインランドリー

 

コインランドリー店舗を運営するに辺り、自店の問題点や課題を把握してから他店(競合店)を視察し、具体的に改善項目を整理し優先順位の元取り掛かる事にした。

 

ポイント

このページは、私が副業でコインランドリー経営をするようになった経緯から、現在の経営状態の様子までを発信するリアルな記録です。

これからコインランドリー経営を検討されている方にメリットデメリットについて解説していきます。

コインランドリー経営にご興味のある方は、まず下記のページからお読み下さい

Contents

自店のコインランドリーの問題点を把握し、競合店と比べてみる

私が引き継ぐ5月1日から現パートさんとの業務委託契約も無事に済ませ、次は店の問題点や改善課題等を聞き出すべくパートさんと世間話を交えながら話をしてみた。

前回の記事にも書いたがそのパートさんは今まで過酷な労働環境の中で20年間も務めて来ている功労者だ。この店で解らない事など無いのである訳なのだが、話を聞いてみると出るわ出るわ・・・様々な問題点が浮き彫りになった。

 

現パートさんが言う不満や問題点とは

24時間営業だから治安が悪くなる

エアコンが故障しているが旧オーナーは直してくれない

洗濯機の洗剤自動投入機が壊れているので手動で入れて貰っている

乾燥機の値段が近隣のコインランドリーより100円高い

故障中の乾燥機が2台あるが旧オーナーは直してくれない

トラブル時、現状だと「お客様→警備会社→パートさん」という流れで電話が来るので気持ちが休めない

とにかく店舗内装だけでもリフォームした方が良い

プリペイドカードが使えない機械がある

両替機が古くて調子が悪い

スタッフをもう一人増やしてほしい

と、私が憶えているだけでこれだけの不満や問題点をパートさんから聞き出せました。

まず、エアコンや機械の故障を今まで修理しなかった旧オーナーさんの気持ちは理解できます。4月末で借地契約が切れるという事でどうせ解体しなければならなかったから仕方ないですね。

いや、仕方ないと言っても結局その分を私が負担する羽目になったのですから微妙な心境ですが。。。

 

さっそくこの中で優先順位を決めて対応していこうと思いましたが、何せお金がかかる事ばかりです。5月以降に順次改善していこうと思いました。

 

 

市内のコインランドリー競合他店舗の視察をして調査する

自店の問題点や課題は把握する事ができたので、他店はどのように運営しているのだろうか?

私の住む市には他に7店のコインランドリーが存在しているので、全て視察し調査してみる事にした。

調査項目は、「機械のラインナップ」「料金体系」「営業時間」「雰囲気」「店舗内装」と5項目を全て確認して回った。

 

【チェックポイント1】機械のラインナップ

自店は、9kg洗濯機が3台、20kg洗濯機1台、28kg洗濯機1台、全自動洗濯乾燥機1台、13k乾燥機7ポケット、23k乾燥機4ポケット、32k乾燥機1ポケット、スニーカー洗濯機&乾燥機2台

この機械ラインナップで市内ではナンバー1でした。(故障中の2台を修理すればの話)店の広さも1番でしょう。

立地という意味とは違うかもしれませんが、土地の評価額においても市内ナンバー1です。

 

【チェックポイント2】料金体系

乾燥機の料金体系が全ての店で違うという事が解った。

13kクラス乾燥機の場合100円で乾燥する時間が、短い店で8分、長い店で10分。

自店の場合は8分だったので、5月以降は10分に変更する

23kクラス乾燥機の場合100円で乾燥する時間が、短い店で6分、長い店で8分。

自店の場合は6分だったので、5月以降は8分に変更する

32kクラスの乾燥機は他に1店舗しか置いていなかったが、100円で6分。これは自店の現状と同じだったので変更なし。

という訳で5月からは、13k乾燥機を8分→10分、23k乾燥機を6分→8分、32k乾燥機は6分のまま

パートさんが言っていた事によると「たまにお客さんから、あっちの店の方が乾燥時間長いんだよ」と教えられていたらしいので、修正した後は自信を持って働く事ができるだろう。

 

【チェックポイント3】営業時間

これには驚きました。なんと、24時間営業は市内で自店だけだったのです!

開店と閉店時間は他の7店全てまちまちなのですが、一番早い開店時間と一番遅い閉店時間に合わせる事にしました。

よって、今後は開店5時、閉店11時に変更しようと思います。

この店、よく今まで24時間営業してきたものですね。驚きです。

【チェックポイント4】雰囲気

雰囲気とは、お店に入った瞬間に感じる印象的なものですね。

7店舗を視察して解ったのは、コインランドリーは無人店舗ならではの暗い雰囲気の店が多いです。

何故そう思うのかと考えたんですが、お店に入った時に「いらっしゃいませ!」という声が無いという事なんじゃないかな

店に入っても誰も声をかけてくれない。そんな店って他にあるかな。今時は自動販売機でさえ「いらっしゃいませ」って言うよね。

あと、私が視察に行ったある店舗では、たまたまお掃除のスタッフが居たんですが、私が入店すると何の挨拶もなしにそそくさとバックヤードに入って行きました。

自店のパートさんは自ら挨拶するし、「今日は洗濯ですか?乾燥?」などと機械の案内までしています。

やはりそういうお客さんとのコミュニティーって大切だと思うんです。特に私の本業からすると絶対におかしいし有り得ないお店のシステムだと思いました。

コインランドリーは無人で経営できるから楽で投資にむいてます!とかって結局、機器メーカーやフランチャイズ本部が金持ちに投資話を持ち掛けるために作り上げたキャッチフレーズではないのだろうか

話がずれてきましたが、やはり雰囲気は重要だと思うし、その雰囲気はやはりスタッフの力なのではないかな。

結論としては、自店の場合はパートさんのおかげで勝っていると思いました。ですが、それにプラスしてUSENを入れてBGMを流したいと思います

 

【チェックポイント5】店内内装

これは築年数でだいたい決まるのでしょうが、市内全8店舗中、自店は7位ですかね。はい、うちより古臭い店がありました。

壁紙の張替えとかは近いうちにやらないといけないなと、優先的に検討したいと思います。

 

コインランドリー競合他店視察のまとめ

市内のコインランドリーを調査して回るなど、私の本業からして今までは考えられない事でした。誰かに見られたらどうしようとかドキドキしながらの調査でした。

でも近隣の競合店は調査すべきですね。そして改めて自店の優れているところや劣っているところが理解できたのが良かった。

特に立地ですが、自店は幹線道路沿いで東向きの店舗ですので店内がすごく明るい。ところが商業施設内にある3店舗は方角の向きが悪いし、それほど繁盛している様子は伺えない

よく「商業施設内だと買い物ついでに洗濯するニーズがある」とか「大型スーパーの敷地内が有利」とか聞くが、私の感覚では一概にそうでもないような感じがした。スーパーの敷地内だからといって買い物ついでに洗濯しに来ないと思います。

何故かと言うと、自店のお客さんの来店時間を1年間分析すると、一番込み合う時間帯は土日祝の午前7時から10時です

(このデータはこの時点で私はもちろんわかっていません。時系列で進める話が前後してしまいました)

この時間帯にスーパーで買い物しませんよね。もちろんこのデータは私の店舗のデータですので当然地域によって違いは出てくると思います。一人暮らしが多い地区とかいろいろ。ですので立地のマーケティングってとても大切という事ですね。

 

さて私がコインランドリーを引き継ぐまで、あと1週間程となりました。

問題点や課題は優先順位を付けて順次取り掛かっていこうと思います。

 

という訳で今回は以上です。

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