キンドリングクラッカーを購入し、直径16cmの玉を割ることができるのかを検証してみました。
この記事ではキンドリングクラッカーを薪割台に固定する方法と推奨ハンマーについて解説しています。
目 次
参考
キンドリングクラッカーはニュージーランドに住む13歳の少女の発明品だそうです。
斧で焚き付けを作るお母さんのケガを心配して、このキンドリングクラッカーを考案したとか。
少女の自由な発想が、独創的な焚き付けづくり専用道具となって世に送り出されたのが2013年。
以来、キンドリングクラッカーは、技術者である父の手を借りて大きく羽ばたき、現在では世界12カ国で愛用され、数々の賞を受賞している。
Contents
キンドリングクラッカーを薪割り台に固定する方法
キンドリングクラッカーは焚き付け用の薪を割る程度なら固定しなくても問題ありませんでした。
ですが、ある程度太い薪や固い薪を割るには、結構な力でハンマーを振り下ろす事になるので、その反動で薪割り台からキンドリングクラッカーが落ちてしまう危険性があり、固定した方が安全だと思われます。
今回は直径16cmの玉、キンドリングクラッカーにギリギリ入るサイズなので、きっちりと固定する事にします。
手順1:薪割り台に下穴を開ける
キンドリングクラッカーには固定用のボルト穴が2ヶ所ありますので、あらかじめ印を付けておいてドリルで下穴を開けます。
ドリルは4mmか5mmで大丈夫です。
また、薪割り台(固定台)はメーカー推奨だと直径25cm以上となっていますが、今回使用する固定台の直径は26cmですので問題ないと思います。
手順2:固定するビスは六角タッピング
8×30 の六角タッピングビスを2本使用します。ホームセンターで手に入ります。
手順3:薪割り台にビスで固定
ガタつきが無くなるように2ヶ所のビスで固定する。
検証するのは直径16cmの玉
直径16cmの玉、これをキンドリングクラッカーで割ることができるのか。
参考
キンドリングクラッカーの公式ホームページでは、
"太さ14cmまで、長さ25~50cmの薪に対応"
と記載されています。
実際に計ってみると、内寸で約16.8cm位です。
今回検証するのはメーカー推奨サイズより2cmほど太く、しかも薪ではなく玉です。
苦戦すると思われますが、今回用意したハンマーに秘策がありました。
おすすめは2kgのグラスファイバー柄のハンマー
ハンマーは重いほど打撃の力が上がるので、2kgを選びました。
そして柄ですが、木製よりグラスファイバー製です。
グラスファイバーの方が折れにくいですし、グリップが滑りにくいからです。
それではさっそく叩いてみましょう。
最初はコツコツと当たりを付けてからある程度の力で振り下ろすと、7回の打撃で割ることができました。
しかもハンマーで叩くだけなので何より安全ということです。
斧で割るには相応の危険が伴い、経験値も必要になりますが、このキンドリングクラッカーは簡単で楽です。
ただ一つだけ問題なのは、この位の太い玉を割るには結構な音がでます。
下に動画を貼っていますので見て頂けると解りますが、住宅街でこれをひたすら続けるのは少し問題ですね(笑)
さらに半分になった薪だと、3回程の打撃で割れます。
さらにさらに、4分の1になった薪だと2回程の軽い打撃で割れます。
この4分の1の薪サイズですと、1kg程度のハンマーでも簡単に割れるでしょう。
今回割った玉は、玉切りしてから半年以上乾燥していたのでカチカチだったはずです。
しかしながら、キンドリングクラッカーと2kgのハンマーで簡単に割ることができました。
キンドリングクラッカーを薪割り台に固定する方法と推奨ハンマーのまとめ
結 論
キンドリングクラッカーは、薪割りで焚き付けを作る際は最高の代物です。
16cmほどの玉を割るには、薪割り台に固定するのが必須。
(既に割れている薪の場合は固定しなくても使えました)
太い玉や大きいサイズの薪、乾燥後の固い薪などを割るには、2kgのグラスファイバー柄のハンマーがおすすめ。
ただし、太ければ太いほど打撃に力を要するので、結構な音がします。
私の場合、友人から貰える薪のサイズが直径18cm位のが多いので、キングサイズを購入した方が良かったと後悔しています。
通常サイズでは割れないサイズの薪が結構残ってしまいました。
それと、薪割り台に固定する際のタッピングビスですが、8×30だと数十本割り続けていると抜けてしまいました。
太い薪を相当な力で打ち続けるには、もう少し長いビスを使用した方が良さそうです。
動画でもご覧ください
キンドリングクラッカーの購入を検討されている場合は、動画の方が解りやすいので是非ご覧ください。
薪割り革命「キンドリングクラッカー」は店頭では手に入りずらいのでこちらでチェックしてみて下さい。
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