50代の平均年収はどれくらい?年収をアップさせる方法とは!

 

ニュースや新聞などで目にすることの多い「サラリーマンの平均年収」、自分の年収が平均に対してどれくらいなのか気になりますね。

加えて50代になると、定年後の生活や年金について、老後の経済的な不安もリアルに感じ始める年代です。

でも、平均年収を見て一喜一憂するのはまだ早いかも知れません。

この記事では、気になる年収の平均や中央値を知り、そこからさらに年収をアップさせる方法についてご紹介します。

 

Contents

50代からの年収事情!これまでよりも年収が下がるって本当?

 

平均年収を見る前に、50代からの年収の危機について解説したいと思います。

実は50代からは年収が減少していく「4つの危機」があるのです。一体どういうことなのでしょうか。

 

年収減少の4つの危機

50代からの年収減少の4つの危機、それは「役員定年」「60歳定年」「年金生活」「配偶者の死別」です。

 

1つ目の役職定年とは、一定の年齢になると管理職を解かれ一般職になることを言います。

多くの企業では55歳前後という年齢で設定しており、そうなると役職手当や基本給も変わるので、年収が大きく減少します。

だいたい50〜75%減少する人が多いようですが、中には25%以下にまで下がってしまう場合もあるのです。

 

2つ目の60歳定年は、今では企業は65歳まで雇用することになっているものの、60歳で一旦一区切りとなり、それ以降は再雇用される形が多いので、その時に給料が下がることが多いです。

 

3つ目の65歳から支給される年金については、条件により異なりますが一般的な会社員の場合、国民年金と厚生年金合わせて月に約19万円ほどなので、それまでの給料に比べると大きく減少となります。

 

4つ目の配偶者の死別は、あまり考えたくないことではありますが、どうしても夫婦のどちらかが先に亡くなることが多いので、そうすると家計に入ってくる収入は減少することになります。

 

あなたの年収はどれくらい?50代の年収は一体いくら?

 

年収減少という不安要素はあるものの、それも踏まえて平均年収が一体いくらなのかが気になりますね。

自分の会社が一般的に見てどれくらいのレベルなのか、その中で自分自身はどれくらいなのかという現状を知ることは安心に繋がります。早速見ていきましょう。

 

50代の気になる平均年収とは

それでは気になる50代の平均年収を見てみましょう。

50代の平均年収は、国税庁の調査によると525〜528万となっています。

これは支給額なので、ここから諸税が差し引かれることとなります。差し引かれる税率はざっくりと20%くらいと言われているので、そうすると概算値ですが420〜422万が実際の手取り額の平均年収ということになります。

 

男女別で見ると、男性は支給額679〜686万、手取りは543〜549万となり、女性は支給額302〜320万、手取り256〜241万となっています。

勤続年数で見ると、30〜34年勤務の人が最も高く、それ以降の年数は下降していきます。

20歳前後で働き始めると考えれば、今の50代前半が最も高いということです。

さらに企業の規模が大きいほど年収は高く、資本金2000万円以下と以上では、全年代平均で2倍近い差があります

 

年収のリアル!中央値とは

「平均」の数値は、ボリュームは少なくても飛び抜けて高い、もしくは低い数に引っ張られてしまうので、リアルな数値とは言い切れません。

そこで中央値という、どの数値に最もボリュームが多いのか、つまりもらっている人が一番多い年収がいくらなのかを見てみましょう。

 

年収(支給額)の階級別の、人数構成比のデータがあります。

それによると、男性では400万超500万以下が最も多く17.5%、

次いで300万超400万以下が16.6%となっています。

500万超600万以下がその次で13.5%です。

平均年収は679〜686万でしたが、金額別に見ると一番多いのは300~600万が約50%を占めていることがわかります。

 

女性では100万超200万以下が最も多く23.7%、

次が200万超300万以下で20.3%、

その次が300万超400万以下で17.5%となっています。

こちらも平均よりも低い額をもらっている人が最も多そうです。

なお、この調査は非正規社員を含んでいます。どうしても女性は色々な生活の変化で給料が低くなる場合が多いので、男女で大きく差が出ていますね。

 

参考

 

50代から年収をアップさせる方法

 

年収の平均や中央値を見て、自分がどれくらいなのかの参考になったかと思います。

とは言え、例え自分が平均以上もらっていたとしても、定年後や年金生活など、老後の生活に不安がありますよね。

そこで今すぐできる、年収をアップさせる方法をご紹介します。

 

方法①副業

働き方改革により社員の副業を認める企業が増え、実際に副業をしている人、しようと思っている人が増加しています。

最近の副業は、実際に体を動かして働くスタイルだけではなく、すべてネット上でできるものも多いので気軽に始められやすいのが特徴です。

ビジネススキルやハンドメイド、語学の講師になったり、WEBデザインやライティングを請け負ったり、自分の趣味や特技を生かして稼ぐことが可能です。

さらに終業後の数時間や週末など、空いた時間を活用できるのも大きなメリットです。

 

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方法②投資

今は低額から気軽に始めやすい投資が増えています。

開始時に話題になったNISAや、将来受け取る年金を運用するiDecoなどの確定拠出年金、楽天などのたまったポイントで投資ができたりしますので、「投資や株式のことはよくわからない」と身構えず、簡単なものから始めてみるのがオススメです。

ただし投資は必ず利益が得られる訳ではありません。

 

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方法③転職・独立

今よりも待遇のいい会社に転職するのも一つの手です。

事前に求人内容を見て、給与も確認した上での転職なので、年収が上がる企業に転職できれば必ず年収は上がります。

ただし、50代の転職は他の年代よりも成功しにくく、40代や60代よりも成功率が低いというデータもあります。

理由や人件費の高さや定年までの勤務年数が少ないためです。また、自身がこれまで積み上げてきた業績や経験がある分、待遇面で妥協ができず、なかなか転職したい企業が見つからない、条件が一致しないケースが多いようです。

 

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独立は今ではフランチャイズなどもあり、自分で0から立ち上げるよりもハードルは低くなっていますので、始めやすい環境です。雇用された社員という働き方とは大きく異なりますし、年収もすぐにアップするとは限りませんが、長く続けられるので定年を気にする事なく働けます。

 

50代から年収をアップさせるために今こそ行動すべき理由

 

「定年まであと少し、今のまま働けば一定の収入は得られるし現状維持でいいか」そんな風に考える人は多いと思います。

でも、年収は減少していく上に定年以降の仕事は保証されている訳ではありません。

今の50代の入社時はバブル期で、大量採用された世代です。人数が多いため限られた数の役職に全員が就く事はできず、でも勤続年数は長いので給料は高い、中には仕事が他よりできなくても待遇面で恵まれている人がいるのが実情です。

 

コロナ禍で業績が悪化する企業もあり、もしもリストラなどになれば狙われやすい年代とも言えます。

年収減少の4つの危機以外の「危機」が訪れるかも知れません。そうなった時に焦らないよう、今から年収アップのための行動をするべきです。

 

50代から年収アップを成功させて老後の安心を手に入れよう

 

人生100年時代と言われる昨今ですが、まだほんの半分ほどしか進んでいません。「まだ」50代、これから色々なことに挑戦することが可能な年代です。

長く培ってきたこれまでの経験や知識を生かして年収をアップさせ、老後の安心を手に入れましょう。

 

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